シャフト・フレックスと適正振動数の計算
 

ヘッドスピードに対応したシャフトのフレックスと適正振動数
ドライバーのヘッドスピード m/s 適正フレックス 実質振動定数 
振動数×(クラブの長さ−7)
クラブの長さ inch 適正振動数 cpm
クラブの長さに対応した適正振動数
長さ(インチ) 46(Dr) 45(Dr) 44(#4W) 43(#3W) 42(#5W) 41(#7W) 40(#9W) 39.5(2I) 39(3I)
振動数 cpm cpm cpm cpm cpm cpm cpm cpm cpm
  38.5(4I) 38.0(5I) 37.5(6I) 37(7I) 36.5(8I) 36(9I) 35.5(PW/AW) 35(SW) 34.5(LW)
  cpm cpm cpm cpm cpm cpm cpm cpm cpm

★7番アイアンの飛距離(キャリー)から、ドライバーのヘッドスピードを計算
7番アイアンの飛距離    ヤード ドライバーのヘッドスピード   〜  m/s
ドライバーの平均的飛距離     〜 ヤード

※注)この計算値は標準的な#7アイアンであるロフト角34度前後でクラブの長さは37inch前後を使用した時の値です。
所謂、ストロングロフトや標準より長い特殊なクラブを使用した時の計算値ではありません。
その場合、ロフト角とシャフトの長さの変化量が及ぼす飛距離を加算することが必要です。


●ヘッドスピード測定器についての補足
精度の高い順 (ヘッドスピード計測のみ)
1.トラックマンをはじめレーザードップラー効果(ミサイル追従技術)を利用した測定器 △
2.プロギア レッドアイ ⇒ 簡易測定器では比較的精度がある △
3.ユピテル ⇒ プロギア レッドアイより +3〜4m/s 高く出る ✖
4.ブリヂストンのサイエンスアイ、その他クラブメーカーの測定器 ⇒ +5〜6m/s 高く出る ✖✖
5.ゴルフ工房などで使用されるカメラセンサー測定器 ⇒ ヘッドスピードを計測する場合の精度は低い ✖✖
6.GOLF5、その他の量販店の測定器 ⇒ 販促が目的で作られてているため正しく測定することは不可能 ✖✖✖
これらの測定器のヘッドスピードはあまり参考にならない

※注)本項記載の測定器については、ヘッドスピードの計測能力に限り、その実測データーに基づき比較し評価したものです。
 また、1.以外の測定器での正しい飛距離の計測は原理的に不可能ですので、ここでは飛距離計測の評価はしておりません。
 これらの簡易型ヘッドスピード測定器は、後方からボールに向けて電波ビームを照射し、インパクトを迎えるヘッドから反射して跳ね返った電波をドップラーセンサが捉え、周波数の変異(ドップラー効果)を検知し、速度の変化量に換算され、それによりヘッドが通過するタイミングを把握し、その結果からインパクト瞬間の速度を算出するという原理である。
 しかし、このように後方からボールに向けて電波ビームを照射する方式だと、インパクト前後のボールはクラブヘッドの死角となってボールからの跳ね返り電波を完全には捉えられなくなる。従ってボールの初速の計測は殆どできていないに等しい。
しかも、ヘッドスピードの1.5倍にも及ぶボールスピードを同時に演算処理できるマイコンは搭載されていない。処理スピードが到底間に合わない。
 このようにボールの初速計測が正確に計測できない以上、ボール初速×4と言われている理論上の飛距離の計算は成り立たない。
この点、プロギアの測定器はヘッドスピードの計測の精度を上げるため、マイコンの演算速度をヘッドスピードの計算に特化し、初速と飛距離は適当に処理しているようである。これらの計測器は、あくまでもヘッドスピードしか測定できないということは当然のことである。
※因みに、飛距離の要素は、「ヘッドスピード」、「ボール初速」、「打ち出角度」、「バックスピン量」、「ミート率(スマッシュファクター)」、「最高到達高」であり、これら全てが関与してフラットキャリーとなるのである。

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